舌苔（舌の表面の白い汚れ）について

2024.09.24

晴海トリトン歯科クリニックです。

本日は「舌苔（舌の表面にたまる白い汚れ）」についてわかりやすく解説いたします。

舌苔（ぜったい）とは、舌の表面に付着する細菌の塊のことです。見た目は灰白色や黄白色で、主成分は食べかす、唾液、粘膜、細菌、白血球、色素などの複合物です。この舌苔が、味覚障害や口臭の原因となることがあるため、清潔に保つことが大切です。

健康な方でも、舌苔ができやすい生活習慣や体調の変化によって舌の表面に汚れが溜まることがあります。以下のような方は特に舌苔が付きやすい傾向があるので、日々のケアを心がけましょう。

食後に歯磨きをしないと口の中に食べかすが残りやすく、舌苔の原因となります。

口を開けていると口内が乾燥し、舌苔が増えやすくなります。

唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥することで舌苔が付きやすくなります。

抗生物質や特定の薬を使うと唾液の量が減り、口の中が乾燥しがちです。ドライマウスも同様に、舌苔が発生しやすい環境を作ります。

舌の動きが少ないと舌苔が自然に除去されにくくなり、蓄積しやすくなります。

舌苔は特に舌の奥、付け根に近い部分にたまりやすいです。この部分は唾液で洗い流されにくく、舌が動いたときに上あごに擦れることも少ないため、細菌が繁殖しやすくなります。舌苔が気になる方は、舌を前に出して奥の方を確認してみましょう。

舌苔を防ぐには、定期的に舌の表面をやさしくブラッシングすることや、水分をしっかり摂ること、口を閉じた鼻呼吸を心がけることも大切です。

少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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